mingetty は、 ワークステーションのモニター・キーボードで仮想端末が使えるように、 必要最小限の機能に絞った getty になっています。 ですから、これにはシリアルラインのサポートはありません。
仮想端末は、一台あたり約 8KB のカーネルメモリを使用します。 しかしこれでも多過ぎるようなら、 生成する仮想端末数をもっと減らすのは簡単です。 Linux の 2.4 カーネルでは、 必要に応じて仮想端末を生成します。 ですから、仮想端末で mingetty を起動しなければ、 仮想端末は生成しません。
○/etc/inittab から mingetty エントリを取り除く。
今回は2と3のみ残す。
# 余分な仮想端末は使わない
2:2345:respawn:/sbin/mingetty tty2
3:2345:respawn:/sbin/mingetty tty3
# 4:2345:respawn:/sbin/mingetty tty4
# 5:2345:respawn:/sbin/mingetty tty5
# 6:2345:respawn:/sbin/mingetty tty6
編集後に下記のコマンドにて、init の再起動を行う。
# telinit q
# /sbin/telinit q